倍音歌手TOP17・TOP20

整数次倍音歌手TOP17

TOP 歌手
(シングル売上1位)
倍音種類
1 美空ひばり 川の流れのように 両方
2 稲葉浩志(B’z) 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない 整数次倍音
3 郷ひろみ GOLDFINGER’99 整数次倍音
4 浜崎あゆみ monochrome 整数次倍音
5 松任谷由実 真夏の夜の夢 整数次倍音
6 細川たかし 佐渡の恋唄 整数次倍音
7 氷川きよし 箱根八里の半次郎 整数次倍音
8 CHAGE(チャゲ&飛鳥) トウキョータワー 整数次倍音
9 桜井和寿(Mr.Children) Tomorrow never knows 整数次倍音
10 長瀬智也(TOKIO) LOVE YOU ONLY 整数次倍音
11 小渕健太郎(コブクロ) 蕾(つぼみ) 整数次倍音
12 倖田來未 4 hot wave 整数次倍音
13 未唯(ピンクレディー) UFO 整数次倍音
14 Superfly 愛をこめて花束を 整数次倍音
15 アンジェラ・アキ 手紙 ~拝啓 十五の君へ~ 整数次倍音
16 ジョン・レノン スターティング・オーバー 整数次倍音
17 ボブ・ディラン メランコリー・ムード 整数次倍音

 

 

非整数次倍音歌手TOP20

TOP 歌手
(シングル売上1位)
倍音種類
1 美空ひばり 川の流れのように 両方
2 森進一 わるいひと 非整数次倍音
3 もんたよしのり ダンシング・オールナイト 非整数次倍音
4 大塚愛 さくらんぼ 非整数次倍音
5 吉田美和(DREAMS COME TRUE) LOVE LOVE LOVE 非整数次倍音
6 中島美嘉 STARS 非整数次倍音
7 MISIA Everything 非整数次倍音
8 増田恵子(ピンクレディー) UFO 非整数次倍音
9 桑田佳祐 白い恋人達 非整数次倍音
10 ASKA(チャゲ&飛鳥) SAY YES 非整数次倍音
11 平原綾香 Jupiter 非整数次倍音
12 宇多田ヒカル Addicted To You 非整数次倍音
13 八代亜紀 花束 非整数次倍音
14 ATSUSHI(EXILE) MELROSE ~愛さない約束~ 非整数次倍音
15 黒田俊介(コブクロ) 蕾(つぼみ) 非整数次倍音
16 堺正章 忘れもの 非整数次倍音
17 青江三奈 池袋の夜 非整数次倍音
18 スガシカオ アシンメトリー 非整数次倍音
19 ロッド・スチュワート レディ・ラック 非整数次倍音
20 ブルース・スプリングスティーン ヒューマン・タッチ 非整数次倍音

 

 

倍音とは

倍音とは、2倍以上の周波数を持つ音と、Wikipediaには書いてありますが…。

まず…
音の高さのことを 周波数 といいます。
音の高さ(周波数)には 大きい、小さいがあります。
いちばん下の小さい音(周波数)を 基音 といいます。
いちばん下にある基音よりも上にある音はすべて 上音 といいます。
で…
その上音の中から、「基音の整数倍の周波数を持つ(上音)」だけを「倍音」と呼びます。

つまり…
基音の2倍、3倍…… の周波数を持つ音を倍音」と言っています。

音階の周波数をみてみましょう。

ドレミファソシドレミファソシドレミファソシド……
低いラの音は、440.00Hz
その1オクターブ上の
高いラの音は、880.00Hz

低いラと高いラの周波数は2倍になっています。また、その上の2オクターブ上のラの音も2倍になります。
けれど、これはあくまでも数字上の周波数です。
実際に、耳に聴こえてくる倍音の音色は違ってきます。例えば同じ楽器であっても倍音ので変わります。そのため実際に聞くと倍音が多い音だと鋭く尖った明るい音に聞こえますし、倍音が少なくなると柔らかく輪郭のはっきりしない音に聞こえます。楽器でいうと、鋭く尖った明るい音トランペット柔らかく輪郭のはっきりしない音フルートといった感じです。

 

整数次倍音と非整数次倍音とは

これが人の声になるとどうなるのかと言うと、人もそれぞれ聞こえ方が違ってきます。
人の声質の印象を決定づける「倍音」には、整数次倍音と非整数次倍音の2種類があります。

整数次倍音は、
規則的な振動で、聞き手にギラギラした感じや硬くハリがある音を聴き手に与える声を持っている人です。
非整数次倍音は、
不規則な振動なので、少しカサカサ・ざらざらした感じの声が混ざる声を持っている人です。
ウィスパーボイスやハスキーボイスそしてソフトな優しい感じの声も非整数次倍音です。
外国人アーティストは、ほぼ皆さん非整数次倍音です。

 

 

Pickup

 

整数次倍音と非整数次倍音の両方を使いこなしたシンガー

歌手「美空ひばり」 曲名♪「川の流れのように」

美空ひばりさんは、整数次倍音と非整数次倍音の両方を使い分けて歌うことができる方です。まだ、少女である12歳という年齢でデビューして「天才少女歌手」と謳われ、晩年期には「歌謡界の女王」と言われるまでになりました。特別な声質をもっていてほとんどの曲がヒットしています。まさに日本の誇りといっても過言ではないでしょうか。歌うジャンルも、歌謡曲・演歌・ジャズと幅広くこなしていました。

Impressions

美空ひばりさんといえば、歌手になるために生まれてきた人といっても過言ではないですね。子供ながらにパーフェクトな才能が合ったがゆえに、のど自慢に出場しても大人達から「子供らしくない」「赤い色の服はよくない」…などの才能とは違う理由でケチが付き、芸能界からもなかなか認めてもらえませんでした。その時代の風潮もあってデビューするまでに苦労があった方です。順風万藩な人生とは裏腹にデビュー後も生涯にわたり、様々な事件やエピソードが尽きませんでした。本来は、倍音歌手の最高峰に位置する美空ひばりさんの声質は、高い声質の持ち主の位置にあたります。子供の頃はどちらかと言うと高音の方が得意だったことでしょう、しかし低音の音もしっかり出ていることから人知れずかなり努力なされたのでは?と推測致します。人は女子であっても声変わりがありますので、ちょうどひばりさんの声変りが落ち着き安定してきたのが17歳頃。子供時代と大人になってからの声を比較すると、声量が増して低く重い声質に変わってきていますね。

 


東京キッドの頃 13歳

 

 

 

 

整数次倍音シンガー

歌手「稲葉浩志(B’z)」 曲名♪「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」

たくさんのヒット曲を持つユニットB’zのメンバーです。デビューに至るまでは、歌手を夢見ていた大学生時に自分の好きなアーティストがいる音楽制作会社で、ボーカルスクールの募集広告を見つけ、生徒として入所したのが始まりでした。日々生徒としてボーカルレッスンに通い著名なオーデションにも挑戦しましたが落選。しかし現在のB’zのギター担当のメンバー松本孝弘が稲葉のデモテープを聴き、一緒にユニットを組むことを提案、そして現在のB’zが結成されました。ジャンルは、ロック・ハードロック・フォークロック・ブルースロック・ J-POPです。

Impressions

声帯がカラカラとなるような倍音得意とする稲葉浩志さんは、整数次倍音の声の持ち主です。位置的には最も高い高音域を得意とする声質になります。流れるような音の変調部分を得意とする歌い方と、シャウト系が合う声質なのもあり、聴いている人に爽快感を与えてくれます。この声は、喉のケアなくしてはありえませんので日頃の徹底ぶりがうかがえますね。しかし、彼の特徴でもある声は過去ライブツアー中に調子を狂わせたこともあり喉の管理には細心の注意を払って、現在も体調管理を徹底しているそうです。これだけ高音でのメロディーとハッキリした言葉の響き、そしてシャウトが含まれた声ですので聴く人に強い印象を残すのも間違いありませんね。

 

 

 

 

歌手「松任谷由実」 曲名♪「真夏の夜の夢」

いろいろな名前で活動していたユーミンこと松任谷由実さんはご自分で作詞作曲もするシンガーソングライターでもあります。
旦那様はアレンジャー兼、音楽プロデューサーの松任谷正隆さんですので頼もしいですね。2人でパーフェクトな楽曲を作っているので数々のヒット曲が絶えません。ジャンルは、フォークソング・ニューミュージック・ポップ・ミュージック・J-POPです。

Impressions

松任谷由実さんの声は、整数次倍音の声の持ち主です。位置的には最も高い高音の、少し下あたりになります。
実際に耳に聴こえてくる松任谷由実さんの声質は、低いイメージがありますよね、しかし位置するところは高音より少し下。地声で音域が広いので低く聞こえがちなんですね。特徴のある地声は、言うなら「宇宙人の声」といった感じでしょうか。さらにビブラートがかかった声質の為なおさら宇宙人ぽい感じがします。アイーンのポーズで喉を少し叩きながら「われわれは宇宙人だ…」とやると松任谷由実さんの声に少し近づきます(笑)。この曲の主題歌でドラマ「誰にも言えない」はドラマ自体も話題となり相乗効果で大成功をおさめました。

 

 

 

 

歌手「桜井和寿(Mr.Children)」 曲名♪「Tomorrow never knows」

桜井和寿さんは、ロックバンド Mr.Children のボーカルやギターを担当しながらのシンガーソングライターでもあります。ご自身の恋愛経験を題材に、それを曲にして多数の爆発的ヒットを飛ばしました。高校時代に今のミスチルのメンバーでもある仲間と出会いバンド「Beatnik」を結成したのが始まりです。(株)トイズファクトリーから正式に Mr.Children としてデビューしたのが1992年です。ジャンルは、ポップ・ロック・プログレッシブロック・フォークロック・J-POPです。

Impressions

ミスチル桜井和寿さんの声は、整数次倍音の声の持ち主です。位置的にはちょうど整数次倍音の真ん中あたりに位置します。声を張り上げて歌う歌い方をしています。特徴のある声ですが詞の内容や曲の素晴らしさは群を抜いています。ほとんどの曲がご自身の恋愛や人生を題材にだしたリアルな楽曲のため、同年代からの支持と女性からの人気は絶大なものです。女性の心理にピタリとはまる歌詞や、ご自身の特徴的な声を張る歌い方でメロディー作りをしているので完成度の高い楽曲になっています。今やミュージシャンの中で四天王の中に入るのではないでしょうか。彼の音楽の才能は素晴らしいですね。しかし… この世界それだけではTOPになれません。私自身も同じ業界にいた事もあり、ミスチルのデビューに関しては他のアーティストよりも諸事情を知っている手前、素直に喜べない部分もありました。やはり… デビュー前から彼をずーっと公私共に支えてくれた彼女の存在(前妻)を無くして、今のミスチルは無しといっても過言ではないからです。TOPスターとなり莫大な富を得てしまい初心を忘れてしまった桜井さん。彼の言い分では後に、「この決断は前に進むために必要だった」と語っています。言い換えると、「今いる自分の世界に一緒について来れないなら、別々の道を行くしかない」ということ。「前に進む俺を止めないでくれ」ということですね。う~ん… 成功者がよく口にする言葉ですね。成功する為に大切にしてきたものは何?そしてその先にあるものは?彼は今まで、何を目指して前進して来たのか?彼がその事を振り返ったとき、自分が目指していた事が、良くも悪くも本当の意味で気付くのではないでしょうか。(少し余談になってしまいましたね。)

 

 

 

歌手「倖田來未」 曲名♪「4 hot wave」

倖田來未さんの声質は、整数次倍音の声の持ち主です。位置的には真ん中より少し上のあたりです。ハリがあり響きのあるハッキリとした歌声ですね。ジャンルは、J-POP・R&B・EDMです。
倖田來未さんの所属事務所はエイベックス。彼女はデビューするまで右往左往あった方です。今でこそ歌のうまさに定評がある彼女ですが、見た目のルックスがあまりにも悪という理由でオーディションではことごとく書類審査で落選してばかりでした。なかなか書類審査の次の歌唱審査まで行けずという日々を送っていた方です。

Impressions

実は倖田來未さんの声には2面性があります。歌ってるときは整数次倍音ですが、トーク(喋り)の時は、非整数次倍音になっています。本人は意識しているのかどうかわかりませんが関西弁での非整数次倍音のトークはまさに分かりやすい非整数次倍音です。位置的には非整数次倍音のど真ん中あたりに位置します。簡単に言うとトークはかすれたダミ声です。倖田さん自身、ご自分で意識して声を分けているわけでないそうですが、こういった歌うときと喋っているときの声が違うという方は、かなり多いんですよ。一般人の人達はほとんどがこの傾向にありますね。逆に意識して声を変えている人達では、声優さん達がこれにあたります。簡単に言うと倖田さんは、話すときは息の力で話し歌うときは鼻の響きを+して声を出している、というと分かりやすいでしょうか。

 

 

歌手「ジョン・レノン」 曲名♪「スターティング・オーバー」

誰もが知るロックバンド、「ザ・ビートルズ」のメンバーの一人です。出身はイギリスで、主に担当はボーカル・ギター・作詞・作曲を担当したシンガーソングライターでもあります。ザ・ビートルズを結成したリーダーでもあり、メンバーであるポール・マッカートニーと共にビートルズの作品の多くを作詞作曲していました。ビートルズ解散後は、ソロとして活動し日本人妻のオノ・ヨーコさんと共に活動していました。
ジャンルは、ロック・フォーク・サイケ・ロカビリー等です。

Impressions

ビートルズのメンバーでもあるジョンレノンの声は、外国人では珍しい整数次倍音の声の持ち主です。ほとんどの外国人アーティストが非整数次倍音ですので楽曲もさることながら、なぜ日本人でのビートルズ人気が絶大なのかが「なるほど… 」と分かる気がします。整数次倍音の声は、日本人の耳には馴染みやすい声ですので、外国人アーティストであっても素直に耳に焼き付いたのだと思います。作る楽曲も素直なメロディーラインですし、日本でいうと童謡の様な正統派ニュージックといった感じでいつの間にかメロディーラインを口ずさんでしまう感があります。そして、詞の内容は大きなメッセージ性を含んでいる為、更に大きなインパクトとなります。ビートルズ時代からの見た目のビジュアルの良さも相乗効果となり、世界のTOPスターになってしまいました。妻であるオノ・ヨーコさんと共に共同制作したアルバム「ダブル・ファンタジー」に収録されている ♪「スターティング・オーバー」は、ジョン・レノンのソロとしては、最大のヒット曲となり全英で1位を記録した曲です。日本では、この曲がドラマ『いちばん大切なひと』の主題歌として使われました。とてもメッセージ性の強い楽曲です。

 

 

 

非整数次倍音シンガー

歌手「森進一」 曲名♪「わるいひと」

森進一さんの声は、非整数次倍音です。位置的には、非整数次倍音の高音の上の方にあたります。非整数次倍音は、息の漏れたはっきりしない声で、まさにハスキーボイスのかすれた声の持ち主である森進一さんのような声の人が非整数次倍音になります。森さん本人は演歌歌手と呼ばれることを望まず、「流行歌手」と位置づけしています。演歌の枠に捉われるのではなくご自分のハスキーボイスを活かした楽曲であれば、ジャンルは問わずに歌うと常に幅広い音楽性で歌い続けている方です。

Impressions

実は、森さんの声は元々ハスキーボイスではありません。元々は、ごく普通の声でルックスも良かったのでポップス系でデビューする予定でした。しかし、当時の歌謡界では森さんの声では通用しないと考え、わざと声を潰して作ったのが現在の声になります。最初は、世間から気持ち悪いとゲテモノ呼ばわりされましたが、次々とヒット曲に恵まれ、森さんの作り上げた声の特徴を活かし「ため息路線」として売り出され成功しました。こうしてハスキーボイス森進一さんが誕生する経緯となったのでした。かすれ声で女心を歌いこなす歌手として、当時は衝撃的印象を世間に植え付けました。

お父様である森進一さんの声と母である森昌子さんの声の特徴を受け継いでいる長男の息子さんは、ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカリストで、三男はロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカリストです。2人とも英語が堪能でお父さんのボイスを受け継いでいますね。ちなみに、演歌歌手だから非整数次倍音というわけではありませんよ。

 

 

 

歌手「大塚愛」 曲名♪「さくらんぼ」

大塚愛さんの声は、非整数次倍音です。位置的には、非整数次倍音の高音のいちばん上になります。中学時代にヴォーカルクイーンコンテストで、グランプリを獲得したこともあり、高校ではサンミュージックブレーンに所属し、友人とインディーズで「HimawaRi」というグループとして活動していました。代表曲である「さくらんぼ」の楽曲デモテープをエイベックス社に送った結果、審査員の目にとまり、デビューとなりました。ジャンルは、J-POP・ポップ・ポップ・ロック・エレクトロです。

Impressions

2枚目のシングル「さくらんぼ」でヒットを飛ばした大塚愛さん、この曲はデビュー前から書き溜めておいた楽曲の一つで、ご自分で打ち込みで作った曲です。イントロの機械音が当時めずらしかったので、ヒットした要因でもありますね。イントロも歌いだしも、高音で息の漏れた声を活かした特徴の声は、まさに非整数次倍音そのもの。高音で非整数次倍音ですので金管楽器との相性が良いですね。そして、単純にリズムとテンポがノリのある楽曲のため、子供達層にまで人気を得ました。ただ、前から思っていたのが大塚愛さんの声質は高音で張ってて苦しそうだな… と思って聴いていたのですが、後にアルバム『LOVE LETTER』あたりから歌い方が変わったと感じました。調べてみるとラジオ番組で「楽曲によって歌い方を変えている」と大塚さんが言っていたそうです。聞き比べてみて下さい。ちなみに大塚さん、さくらんぼ(果物)は食べられないほど嫌いだそうですよ。

歌手「中島美嘉」 曲名♪「STARS」

中島美嘉さんの声は、非整数次倍音です。位置的には、非整数次倍音のど真ん中あたりになります。彼女は中学を卒業後、東京で集団生活をしながらソニーレコードにデモテープを送りました。その声に惹かれたスタッフがボーカルオーディション「SD SINGERS REVIEW」に出場させ合格します。いきなり歌手デビューではなく、最初はテレビドラマのヒロイン役のオーディションにチャレンジし、3,000人の中からヒロインとして抜擢されます。そのドラマ主題歌の主題歌「STARS」で、歌手デビューに至りました。まさにアメリカンドリームばりの人生です。ジャンルは、J-POP・ポップ・ロック・ジャズです。

Impressions

デビューシングル「STARS」は、中島美嘉さんの声質にピッタリマッチした恵まれた曲でしたね。中島美嘉さんの特徴は、鼻にかかったビブラートを多く使った歌い方です。低音でもなく高音でもない声質で、中間の音域がメインとなった楽曲なので中島さんの音域にも合っています。また、マイナー調の曲でもあるので、抜けるようなファルセットの出し方と、ハモリテクニックを凝らしたことで、より今までに無い曲という仕上がりにもなって世間を「あっ!」と言わせ感がありました。今後、中島さんが出す曲が勝負どころといった感じでしょうか。現在、彼女のボイス域の幅は広がっていますが、少し声帯に負担が掛かっていると感じるのは私だけでしょうか。

おまけ! なんとこちらドラマで共演した高橋克典さんが歌った「STARS」です。

 

 

歌手「ASKA(CHAGE and ASKA)」 曲名♪「SAY YES」

ASKAさんの声は、非整数次倍音です。位置的には、非整数次倍音の低音のいちばん下のちょっと上くらいになります。
ASKAさんは、CHAGE and ASKA という2人組デュオのメンバーです。ASKAさんが大学生のとき、ヤマハのポピュラーソングコンテスト(通称・ヤマハのポプコン)に、友人とバンドを組み何度も出場、賞は取るもののグランプリは受賞できませんでした。しかし、バンドメンバーの中のボーカル担当のCHAGEとASKAに目を付けたヤマハのディレクターが、2人組だけでのデビューの話しを持ちかけます。他のメンバーとの辛い別れを選択し、1979年にチャゲ&飛鳥(現在のCHAGE and ASKA)としてデビューを果たしました。ジャンルは、ロック・J-POPです。

Impressions

ASKAさんの声が、非整数次倍音なのに対して、一緒にデュオを組んだCHAGEは、整数次倍音の声の持ち主でした。位置的には、整数次倍音のど真ん中あたりです。整数次倍音と非整数次倍音の声を持った2人がデュオ組むことで、素敵なハーモニーが誕生しました。それが代表曲の「SAY YES」です。ドラマ101回目のプロポーズの主題歌でもありましたね。2人共に作詞・作曲をするシンガーソングライターなので、二人の声を活かしたメロディー作りに到達するまでは、主に他アーティストへの楽曲提供でのヒットが続きました。葛城ユキさんに提供した「ボヘミアン」やアイドルグループの光GENJIに提供した数々のシングル「STAR LIGHT」・「ガラスの十代」・「パラダイス銀河」などは爆発的なヒットを生み出しました。ASKAさんのソロとしては、オリコン2位の「はじまりはいつも雨」と1位の「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」がヒット。しかし、非整数次倍音の良さを感じるには、やはりハーモニー、CHAGE and ASKAとしてのデュオでの楽曲がわかりやすいでしょう。ちなみにミスチルの桜井さんの声とCHAGEさんの声は、整数次倍音の同じ辺りに位置するので、ASKAさんとミスチルの桜井さんが歌う「SAY YES」も違和感がありません。

 

 

 

 

歌手「ブルース・スプリングスティーン」 曲名♪「ヒューマン・タッチ」

ブルース・スプリングスティーンさんの声は、非整数次倍音です。アメリカ出身のロックミュージシャンで、シンガーソングライターです。
10代の頃、エルヴィス・プレスリーに憧れてギターを始め地元のニュージャージーで数々のアマチュア・バンドに参加。1972年にソロで大手レコード会社のオーディションに参加し大絶賛され、1973年にレコードデビューを果たしました。ジャンルは、ロック・フォークです。

Impressions

彼の楽曲作りの特徴は、現実の社会をリアルに歌で描き出すというスタイルでこれは高く評価されています。戦争を題材にした「War」などはその代表曲です。しゃ枯れた声の持ち主で有名なブルース・スプリングスティーンですが、この声でロック以外のフォークも歌っています。アルバム「ネブラスカ」では、ハーモニカと共に、アコースティック・ギターでの弾き語り。フォークのしゃ枯れ声も◎です。ブルース・スプリングスティーンの音楽作りの特徴は全てにおいて音響効果が断然に良く、言うなら彼が作る音楽は、後頭部に貼りつく感があって記憶から抹消されにくい音という点でしょうか。それプラス声質が音響に合ってるためヒットするのも過言ではないですね。